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自然との共生社会

持続可能な社会へ ― Sustainabilityと自然との共生 ―

地球の自然は、微妙なバランスの下で成り立っています。人類がこれからも存続するためには、地球の自然を食いつぶしてきた我々人類が考えるべきことは、自然の再生であり、保存です。そのためにも、水は欠かせません。最近は、都市再生、都市環境の改善の一環として、河川、運河等、水辺の回復をめざし、親水空間の積極的な取り込みが考えられています。水辺を人々に開放し、快適な住みやすい環境の創造を目指します。植物を大幅に取り込んだ建築物は、現在、いたるところで推進されていますが、淡水こそ植物にとって一番重要な要素であるにも関わらずあまりに気に留めていません。淡水の豊富な都市再生があって、初めて多くの植物が育つのです。人工の水域の創造によって、都市の中に巨大なビオトープを造りだすことが重要です。従来、水田は、自然の水循環に重要な役割を果たしてきましたが、同時に多くの生命を育んできました。田舎の田畑に多くの生き物が生息していることを思い出すと、人工の水域を造りだすことは、生物多様性に貢献する行為であり、まさに都市が自然と共生し、都市生活の中にそれを味わえることになるのです。農業人口が減り、休耕田が増え、同時に食糧需給率が減っていく中で、都市が巨大化し、多くの人々が流入するといった悪い循環が自然の摂理までをも変えてしまいました。自然の摂理を見直し、基の姿に戻していくことが、次の文明に求められることです。

一方、化石燃料の消費を控えて炭酸ガス等の温室効果ガスの排出を減らし、地球温暖化を食い止めようという動きが世界中で加速しています。代替えとしての自然エネルギーの割合を増やし、将来のエネルギー不足を補うことが史上命題となっていますが、まずは、都市のエネルギー効率を高めることが重要です。都市では、地表面における太陽放射エネルギーの熱収支の中で、蒸発・蒸散による潜熱成分が小さくなるため、日中は地面の日射吸収量が増して表面温度が上昇します。また、熱容量の大きいコンクリート舗装面などに日中吸収させられた日射熱は、夜間になっても蓄熱され、表面温度は高温を保ちます。その結果、ヒートアイランド現象が、特に大都市で問題となっています。そこで、都市内部に水域を広げることは都市の気温差を助けることにもなります。例えば、現在のエアコンは空冷式が主流ですが、水冷式にすることで気温の上昇を大幅に防ぐことが期待されるのです。人造池の水質を保つためのエネルギーには、太陽や小水力発電の自然エネルギーを用います。自然と共生する快適なウオーターフロントの環境を作り出し、その都市の中で生活することが人間にとって幸せであることは言うまでもありません。

田植えの写真

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