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浮体に関する国際会議”WCFS’23 Japan”が東京・御茶ノ水で開催されました

2023年8月28日、29日の2日間、「Floating Solutions for the Next SDGs」をテーマとする国際会議”WCFS’23 Japan”を、(株)長大、日本大学と共同開催しました。同国際会議は、2019年4月に第1回がシンガポール、第2回が2020年10月にオランダのロッテルダムで開催され、今回は第3回目でした。
本国際会議の詳細は、本ホームページの「活動の経緯」及び「活動報告集」をご覧ください。

開催趣旨
近年、地球温暖化に伴い多発する水害や海面上昇により、世界中の人々の安全・安心な生活基盤が脅かされてい ます。COP26 では、産業革命以前より気温上昇を 1.5 度に抑えることが世界共通の目標となりました。地球温暖 化への対応に加え、脱炭素・再生可能エネルギーの活用は喫緊の課題です。 国連では 2015~2030 年に達成すべき 17 の目標「SDGs」を推進しています。しかし温暖化への対応は、2030 年以後も継続して人類が抱える課題です。ここで私たちは、2030 年以降の SDGs の取り組みを「Next SDGs」と 仮称することにしました。Next SDGs は、世界中のあらゆる国々の特徴を包含した世界共通の目標と考えます。 2023 年に開催する WCFS2023 Japan では、海洋・水上を活用した方法で、SDGs とこれに続く Next SDGs の先駆けとなることを目指します。海洋・水上は、地球温暖化に伴う水害や海面上昇等への根本的な解決となる可 能性を秘めております。そのため WCFS2023 Japan では海洋・水上を都市インフラと位置付け、新たな技術や実 施可能な枠組みの構築を探求します。とりわけ、今後の展開のためには、海洋・水上の都市計画、海洋建築、陸上 と海上をつなぐ港湾計画、防災、再生可能エネルギー、海洋での食料生産の検討などが必要となります。更に、多 様な人々の知恵や経験、実現に向けた夢や強い願望に基づく支援が不可欠であると考えます。

論文のテーマ

大項目 キーワード
都市計画 持続可能なまちづくり、浮体式都市、海洋都市、ウォータフロント開発、 景観
建築 海洋建築、浮体式建築、沿岸計画
気候変動 海面上昇、洪水、氷床、災害リスク及び適応策、津波、地球温暖化
低炭素エネルギー 波力発電、海洋温度差発電、洋上風力発電、洋上太陽光発電、潮汐/ 潮流発電、
水素、原子力、藻類バイオ燃料、グリーン水素エネルギー
技術開発 浮体構造物、海洋工学、建設・管理システム、自律走行技術、 デジタルツイン
食料 海洋農業、海藻牧場、養殖、水産養殖工学
その他 海洋空間計画、海洋資源、海洋産業、海洋開発、社会影響、海洋経済学、
海洋生態学と環境、法的枠組み、海洋政策、海洋システム、その他関連事項
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